全国18箇所で巡業で行われる「松竹大歌舞伎」が2016年7月1日(金)に府中の森劇場ドリームホールにおいて開催されます。
開演は13:00(開場は12:30)から。「あらすじとみどころ」など詳細は下記を参照ください。
【開催日】
2016年7月1日(金)
【開演時間】
13:00(開場は12:30)
【場所】
府中の森劇場ドリームホール
【入場】
S席5,500円、A席4,500円
【アクセス】
京王線 東府中駅より徒歩7分
【チケットお問合せ】
チケットふちゅう:042-333-9999
チケットぴあ:0570-02-9999
【参考サイト】
歌舞伎公式総合サイト 歌舞伎美人
府中の森芸術劇場
<あらすじとみどころ>
一、歌舞伎の見方
江戸時代から400年以上続く歌舞伎。奇抜な身なりや振るまいを意味する「かぶく」に由来する歌舞伎は、音楽、舞踊、役者の技が三位一体となった総合芸術です。様式美に富んだ美しい舞台であると同時に、エンターテインメントの要素も持ち合わせた歌舞伎の魅力や見方を亀寿と萬太郎が解説いたします。
二、歌舞伎十八番の内 鳴神(なるかみ)
帝に恨みを抱く鳴神上人(松緑)は、行法を用いて三千世界の竜神を滝壺に封じ込め、弟子の白雲坊(亀寿)や黒雲坊(萬太郎)らと京都北山の岩屋に引き籠もっています。都では雨が一滴も降らないので、見かねた朝廷は、絶世の美女である雲の絶間姫(梅枝)を上人のもとへ送り込みます。姫の色気に迷った上人は…。
前半は、高僧が美女の色香に破戒する物語、そして、後半は、鳴神上人が騙された憤りを荒事で表現します。歌舞伎十八番の中でもみどころ満載の一幕をお楽しみください。
三、文売り(ふみうり)/三社祭(さんじゃまつり)
〈文売り〉
紅白の梅が咲く逢坂山の関所に、結び文をつけた梅の枝を担いで現れたのは文売り(時蔵)。男女の良縁を願う恋文を売り歩く文売りは、ひとりの男を巡ってふたりの傾城が喧嘩沙汰になった様子を話して聞かせます。
この「しゃべり」を清元の舞踊に仕立てた本作は、せりふを挟みながらの踊りが眼目です。女方が雄弁に物語る『嫗山姥』を舞踊化した楽しい作品です。
〈三社祭〉
浅草寺近くの宮戸川に浮かぶ舟には、漁師の武成と浜成が網を打っています。やがて、舟を下りた二人の頭上に黒雲がたちこめ、悪玉と善玉の二つの玉が降りてきます。すると武成は悪玉(亀寿)に、浜成は善玉(萬太郎)となって、二人は踊り始めます…。
悪玉と善玉の面をつけて、二人が躍動的に踊る場面が最大のみどころとなります。軽快な清元の舞踊をご覧ください。